今度の敵は元MI6!?
日本公開日:2015年8月7日
監督:クリストファー・マッカリー
制作会社:クルーズ/ワグナー・プロダクションズ、バッド・ロボット・プロダクションズ、スカイダンス・プロダクションズ
配給:パラマウント映画
出演:トム・クルーズ、ショーン・ハリス、レベッカ・ファーガソン
吹替キャスト:森川智之(イーサン・ハント)、中尾隆聖(ソロモン・レーン)、甲斐田裕子(イルサ・ファウスト)
出典:パラマウント・ピクチャーズ 『ミッション:インポッシブル』シリーズ Blu-ray&DVD公式サイト
(https://paramount.jp/mi-dvd/index.html)

イーサン・ハント(トム・クルーズ)が離陸する飛行機にぶら下がるシーンが話題になった、『ミッション:インポッシブル』シリーズの5作目🎥
ならず者国家(シンジケート)のテロ活動を止めることが目的になっています。
前作『ゴースト・プロトコル』のラストで名称が出た『シンジケート』と言う組織が大きく関わってきます🤔
そして、本作で登場するイルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)がシリーズお馴染みの人気キャラになりました💡
本作ではレコードでミッション内容が通達されます💿
ミッション:インポッシブル/デッドレコニング【Blu-ray】 [ クリストファー・マッカリー ]
あらすじとコメント
ベラルーシのミンスクにある空港にて、ブツ(後にVXガスと判明)を積んだ軍の飛行機が離陸しようとしていた。
IMFのベンジー・ダン(サイモン・ペッグ)はルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)のサポートを受けてシステムをハッキングするが、飛行機は滑走路を走り始めてしまう。
突如イーサンが現れ、加速する飛行機の機体に飛び乗り、飛行機はしがみついたイーサンと共に離陸してしまう。
💬初めて観た時は、本編開始直後にこんな見せ場が来るとは予想してなかったのでビックリでした😆
システムをハッキングしたベンジーが飛行機のドアを開け、イーサンは機内に放り込まれるように侵入する。
その後、イーサンはブツと共にパラシュートで脱出する。
💬イーサンとベンジーの噛み合わないやり取りも面白いですが、イーサンが機内に放り込まれるときにめっちゃ痛そうなのがインパクト大です😎
次の指令を受けるため、イーサンはIMFのロンドン支部(表向きはレコード店)を訪れるが、その指令はシンジケートがイーサンを捕まえるために仕組んだ罠であり、催眠ガスが充満し始めた試聴室に閉じ込められてしまう。
イーサンは試聴室の中からシンジケートの親玉らしき人物(ショーン・ハリス)がIMFエージェント(表向きはレコード店の店員)を殺害する場面を見せつけられ、そのまま意識を失ってしまう。
💬レコード店での合言葉のやり取りが個人的に大好きです😎
💬店員さんが容赦なく殺されるシーンはちょっと悲しかった🤔
その頃、IMF分析官のウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)と、IMFの活動を問題視するCIAのアラン・ハンリー長官(アレック・ボールドウィン)が査問委員会に招集されていた。
「IMFのこれまでの功績は認めるものの、活動内容には問題がある。」という審議の結果、IMFは解体されてCIAに吸収されてしまう。
💬確かにIMFの今までの活動を見る限り、成功したのが不思議と思えるミッションばかりですよね😱
目を覚ましたイーサンは拘束されており、記録上では死んだことになっているはずの『ボーンドクター』の異名を持つヴィンターに拷問されるが、そこに居合わせた謎の美女(レベッカ・ファーガソン)に助けられ脱出に成功する。
脱出したイーサンはブラントに連絡し、「シンジケートが実在し、その親玉らしき人物を見た。」こと、「記録上死んだことになっている元諜報員を調べる必要がある。」ことを伝える。
しかし、ブラントは「IMFが解体されたため、任務を続けることができない。」とイーサンに告げつつ、「シンジケートの親玉を見つけろ。」と指示を出す。
💬拷問から抜け出すときのトム・クルーズの筋力に脱帽です😆
半年後、イーサンはCIAの捜索から逃れつつ、シンジケートが引き起こした事件や事故、構成メンバーについて調査を進めていた。
その頃、週一でハンリー長官からイーサンの場所について尋問(嘘発見器付き)されていたベンジー宛に『ウィーンのオペラ観劇のチケット』が送られてくる。
ベンジーは休暇を取ってウィーンに向かうが、オペラのチケットはイーサンがシンジケートの手掛かりを掴むため、協力を要請するためにベンジーに送ったものだった。
💬ベンジーってちょっと間抜けっぽいイメージがありますが、噓発見器を騙せるだけのメンタルを持ってました🤔
ベンジーの協力もあり、イーサンはオペラ座でシンジケートのメンバーらしき人物を見つけオーストリア首相の暗殺を阻止するが、会場はパニック状態となり、そんな中でまたしても謎の美女と遭遇する。
謎の美女と共にオペラ座を脱出するイーサンだったが、オーストリア首相の車に爆弾が仕掛けられており、爆発によってオーストリア首相は死亡してしまう。
💬シンジケートのメンバーが持っているフルート(?)型のライフルに感心しちゃいました💡
ベンジーが用意した車で逃走する中、イーサンは謎の美女が『イギリスの諜報部員のイルサ・ファウストであり、シンジケートに潜入捜査をしている』ことを突き止める。
イーサンはイルサの身体検査中に口紅を見つけ、その後イルサは車から飛び降りる。
隠れ家に着き、イーサンは半年間の調査で分かったシンジケートの情報をベンジーに伝える。
そしてイルサの口紅がUSBメモリであることに気づき、その中の情報を基に『モロッコに手掛かりがある』ことを知る。
💬イルサみたいな強い美女が部下なら、シンジケートのボスも満更ではないでしょうね😆
💬シンジケートのボスの声優がフリーザ様(中尾隆聖)なんですが、ショーン・ハリス本人の声に近いので字幕でも違和感ないです💡
早速、口紅の情報を基にモロッコのカサブランカに着いたイーサン達はイルサと再会し、「シンジケートのボスは元イギリス諜報部(MI6)のソロモン・レーンで、発電所の地下施設にある重要なデータを欲しがっている。」と告げられる。
重要なデータにたどり着くためには登録されているエージェントの顔・歩き方・動きのクセを完全に真似する必要があるのだが、顔以外を真似することが困難であるため、『エージェントの認証データを書き換える作戦』を計画する。
💬元諜報部員が作った組織だから、IMFやイーサンの調査でも尻尾が掴めなかったってことですね🤔
しかし、認証データは水冷式トーラスに保存されており、金属を探知するシステムも備わっていた。
認証データを書き換えるためには、『酸素ボンベ無しでトーラスの中に潜り、自分の酸素が尽きる前に認証データを差し替えて、ハッチを開けて脱出する』という命がけのミッションに挑む必要があった。
ベンジーがエージェントになりすましてデータにアクセス、イルサがサポート、イーサンは一番危険な認証データの差し替えを担当することになった。
💬イーサンの酸素の心配をするイルサに「こいつなら大丈夫。」って簡単に言っちゃうベンジーの一言が面白い😂
その頃、ブラントはルーサーを呼び出し、「CIAよりも先にイーサンを見つけないと、イーサンの命が危ない。」と告げ、ルーサーの力を借りてイーサンの行方を追う。
ルーサーは「イーサンが接触した女(イルサ)を探せばイーサンも見つかる。」と判断し、あっさりとイルサがカサブランカにいることを特定する。
💬ルーサーってシリーズ通して本当に有能ですよね!筆者の推しキャラです😆
認証データの差し替えミッションが実行され、イーサンはデータの差替えに成功したものの、自分の酸素が尽きて溺れてしまう。
しかし、イルサが水中に駆けつけ、ハッチを開けたことで何とか生還する。
ベンジーは無事にデータをUSBメモリにコピーし、ミッションの成功を喜ぶが、イルサが裏切りUSBメモリを奪われてしまう。
💬個人的にはイーサンとイルサのバイクチェイスシーンがスピード感と迫力があって好きです🏍
イルサに逃げられたイーサンとベンジーは、ブラントとルーサーと合流する。
ベンジーがUSBメモリのバックアップを取っていたことで、データの中身が何なのか解析することができた。
データの中身は『レッドボックス』という「イギリスの首相のみがロック解除(アクセス)できるファイル」だった。
💬入手困難なだけでなくアクセスもできないデータってヤバいですよね🤔
その頃、USBメモリを入手したイルサは、MI6のアトリー長官に「シンジケートの重要なデータを入手したので、潜入捜査を終わらせてほしい。」と伝える。
しかし、アトリー長官は「そのデータが本物だと証明するためにレーンに渡せ。」と指示を出す。
イルサは指示通りレーンにUSBメモリを渡すが、USBメモリはアトリー長官と会話した際にデータを消去されており、空っぽの状態になっていた。
空のUSBメモリを渡されたレーンは静かに怒り、イルサを再度イーサンに接触させる。
💬アトリー長官はハゲてる上に性格も悪いから最悪ですよ😩
イーサン達はイルサと接触するが、情報を聞き出している間にベンジーが攫われてしまう。
レーンはベンジーを人質に取り、「ベンジーの命と引き換えにUSBメモリのロックを解除して取引場所まで持ってこい。」というミッションをイーサンに与える。
💬ベンジーがまさかのヒロイン的な立場になりました😂
イーサンはイギリス諜報部のアトリー長官に変装し、ハンリー長官と共にレッドボックスに唯一アクセスできるイギリス首相に接触。そしてレッドボックスにアクセスすることに成功する。
イギリス首相とのやり取りの中で『アトリー長官の発案でシンジケートが創設され、その活動資金の口座情報がレッドボックスに保管されている』という情報を得る。
それにより、ハンリー長官のイーサンへの疑いも晴れることになった。
レッドボックスの口座情報を全て記憶したイーサンはUSBメモリを破壊して取引場所に向かう。
💬イギリス首相やアトリー長官とのやりとりが地味に笑えるので注目です😎
取引場所にはイルサと爆弾ベストを着用させられたベンジーがいた。
イーサンはレーンに「口座情報を全部記憶した。口座にアクセスしたければベンジーを開放しろ。」と取引を持ち掛け、ベンジーの開放に成功する。
レーンはイーサンの頭の中にある口座情報が欲しいため、捕獲するよう部下に指示を出す。
💬イーサンの記憶力が異常なのか、諜報部員はみんな記憶力がすごいのか🤔
イーサンはイルサと協力しながら逃走。
途中で二手に分かれ、イルサはヴィンターと1対1の戦闘で倒すことに成功する。
イーサンはレーンに自分を追わせ、チームのメンバーが仕掛けた罠に誘導し、レーンを捕獲することに成功する。
💬正直、レーンの何がすごいのかわからないまま捕獲成功!って感じでしたね😇
イーサンはイルサに「君は自由だ。」と伝え、イルサは「その気になればいつでも会える。」と告げて去っていく。
その後、ハンリー長官は半年前のIMF解体についての発言を撤回し、IMFの新長官に就任する。

レビュー
本作で登場するイルサがとにかく魅力的でした💡
戦闘能力もルックスもイーサンに負けないくらいレベルが高いです😎
イーサンとイルサが、お互いにスパイとしての立場を尊重し合っているところも好きです😆
ただ残念だったのが、作中でシンジケートの悪行の数々が語られるので、組織の恐ろしさみたいなものは伝わってくるんですが、ボスのレーンが「こいつのどこがそんなにスゴイの?」って感じだったんですよね🤔
とは言え、筆者はシリーズ中でこのローグ・ネイションが1番好きで、30回くらいは観ました😆
オススメポイント
🥚見どころ!
◆50代とは思えないイーサンの筋肉!
◆とにかくイルサのアクションがスゴイ!
◆不本意ながらシンジケートに手を貸さないといけないイルサの葛藤!
◆IMF(アメリカ)とMI6(イギリス)のスパイが共演!
🥚こんな人にオススメ!
◆戦闘力の高い女性が好きな人!
◆オペラに興味がある人!
◆スパイ同士の騙し合いが見たい人!
🥚ちょっとトリビア!
◆トム・クルーズは飛行機のシーンで数本の命綱だけを使い、ノースタントで8回もチャレンジしたらしいです😵
◆イルサ役のレベッカ・ファーガソンは本作以外にも『ライフ』『グレイテスト・ショーマン』『ドクター・スリープ』等の話題作に出演し、大活躍してますね😎